ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によれば、昨年のパラナ州工業部門の成長率は5.6%を記録し、ブラジル国内で2番目に高い数値となりました。
パラナ州は国内平均の1.2%を大きく上回り、6.8%の伸びを記録したリオ・グランデ・ド・スル州に続きました。ブラジル南東部のエスピリト・サント州ではー6.7%、北部パラー州ではー4.9%、南東部ミナス・ジェライス州ではー1.3%の後退を見せたほか、国内で最も大きな工業部門を持つサンパウロ州は0.7%の成長に留まりました。
昨年のパラナ州の工業に大きく寄与したのは、自動車、機械部門など。専門家によれば、こういった工業の成長に大きく影響しているのは、著しい成長を見せるアグリビジネスや建設業で、それに伴うトラックやトラクター、建設機械などの需要の高まりが後押ししたと考えられています。
一方、沸騰する建設業界では、昨年にもパラナ州内で9千社が新しく起業されたほか、昨年のアグロビジネスによる農畜産物の輸出額は140億米ドルを記録し、2012年度比で4.4%の成長が見られました。(出典:フォーリャ・デ・ロンドリーナ紙2月8日付)